ピアノの自宅練習 ダラダラ対処法(低学年のお子様向け)

この頃、なんだかダラダラしていて…

お子さんの練習風景を見ていてそう感じられる時はございませんか?

長いピアノレッスンの過程では、どのご家庭でも一度はお子さんのそんな時期に出会うものです。

見ていると、ピアノ歴2〜4年目の生徒さんに時々見られます。

最初は、何もかも初めてで新鮮!そして易しい曲ですから、楽しさが先行しています。

 

その後、少しずつ難しい曲になるにつれて「すぐには出来ない」時期に入ります。

 

どんなに好きなことでも、人は自然に身を任せるなら楽な道の方に流れがちです。

 

ガハガハ笑いながらテレビを見ておやつを食べている

ビーズで手作りタイムを楽しんでいる

そんな時間の方が、楽なのです。

そしてそんな時間だって子どもも大人も大切です。

 

 

教室でお母様方にやってみていただいていること。

それは

お子さんの生活に大枠を作る

ということです^ – ^

 

具体的には

帰ったらピアノ

お母さんが夕飯を作っているうちにピアノ

何をしていても夕方6時になったらピアノ(宿題など一つのことに時間がかかりやすいお子さんにおすすめします)

学童保育で過ごしている生徒さんであれば週3日は練習

忙し過ぎて練習がままならない中学生は平日2日と土日を練習日にあてる

など、一日のリズムに、あるいは週単位で前向きな目標を作ります。

 

毎日「練習したの?」と細かなお声がけをしていただくより、おうちの人も結果的にストレスにならないと思います^ – ^

 

またこのような大枠の約束事を決めてもらう時に大切だなと思うことは

〝お子さんもお母様もゆったりした時間〟

がよろしいかと思います。

「これから話すことは大事なこと」

という雰囲気がかえって伝わった方が良いです。

また、ハードルが高すぎる約束も、長続きしませんので、少し頑張ればできそうな目標を♫

 

いずれにしても、ピアノの練習を、と細々言いたくないことでしょう。

ですが、何もしないことと、見守ることは一緒ではありません。

何かきっかけや、やり方を見つけたら伸びる芽を持っているお子さんが沢山います。

 

何もしないでも自らどんどん練習する子ばかりがピアノを習い続けられるとしたら、そんな悲しことはありません。

なんだがこの頃…と感じている時には、是非、環境作りのヒントをお子さんに提案していただけたらと思います。

 

〝小さな注意を何度も言うより、大きな目標や約束を〟

 

よろしければ是非試してみてください。