教室の生徒さんたちを観察していると、その週の課題に対する意識が高い、と感じることが良くあります。
こちらは、いずれも当時小学低学年さんたち。生徒さんたちの了解をいただいて以前こちらでもご紹介した写真です。
おうち練習にあたり、いずれの生徒さんも自ら書き込んで励んできました。
目にした時にとても成長を感じ、胸が熱くなったことが今でも思い出されます。
こういった時は「みなさんに紹介したいな」以上に「忘れないでおこう」が優っています。
興味深いことに、こうして生徒さんたちが自ら動いて記したことって達成率が高いのです。それから、決して平坦ではないはずの目標達成までの過程もエネルギッシュ♪
またこんなことも教室ではよくやっています。
習い事が多かったり、お父さんお母さんがお仕事で平日の学童帰りは練習時間がとれない生徒さん向けです。
練習は小さなうちは短い時間で良いので、毎日少しずつを重ねて習慣になるのがベスト…とは思います⭐︎
ですが、色々な環境の色々な生徒さんができる限りを見つけようしていることも少なくありません。
ですから、その生徒さんごとにできることを自分で見つけたり、決めたりすることを手伝えたらいいなと考えます。
この時もわたしは傍らにいましたが、生徒さんが決めてシールを貼っています。
この、『一緒に。でも自分で決めてもらう。自分で書いてもらう』という形は良い方へ向かうことがとても多くて、思い起こしてみるとわが家でも小さい頃の子どもたちとよくやっていたことでもありました。
「一緒に」は環境作り係としてわたしがいるだけで、そこには「自分で決めて書き出す」という子どもが主体で動き、選択できることの喜びと自由があります。
よく考えてみると練習とか宿題とか、おうちの役割とか…ある意味気持ちのはずみが必要なことを決めたりメモしたりの時間であるにもかかわらず、、不思議と前向きに、もっと言えば楽しそうに考え出す生徒さんが多い印象があります^^♪
子どもは前に進みたいのですよね…みんなやり方、進め方を知らないだけで。
園児さんなら本当に小さなことからで良さそうですよね。
練習なら、
*〇回弾く
*長い針が〇まで弾く
*これまではなまるをもらった曲も含めて今日はおうちの人に〇曲コンサートを披露する
など、自分で決めてもらい→書き出し→見えるところに貼る⭐︎
ここでは大人が決めてしまわないことが肝になりそうです。
その際には、お子さんが好きなキャラクター入りのメモ帳や美しいカラーの紙だったりもおすすめいたします。
子どもたちは、美しいものに敏感なので、動機づけになりますね^^
毎日の取り組みに、あるいはここぞという日に向けて少しでもお役立てたら嬉しいです。