本日のSちゃんのレッスンの2曲目。
プレインヴェンションより45番パッヘルベルのフーガです♬
他にも練習曲が数曲あったので「すごいゆっくり弾いてきた」とのこと。
聴いてみたら確かにかなりゆっくりとってきていましたが、ゆっくりだけれど細かいフレーズをよく感じて、曲想もできるだけ考えて整理してきた様でした。
Sちゃん、とてもゆっくりなことを前置きしていたけど、最初の段階は特に、こうしてじっくり楽譜と向き合うことは練習効果が非常に高まると思いますよ😊
ゆっくりだから、流し弾きで良いやって思うのではなく、きれいに音を出そうとしている所も💮です❣
今日のレッスンでは追いかけっこのように出てくるテーマを考えてみてもらいました。
最初の段階で、しっかりゆっくり音を自分のものに出来ているので、左のテーマもすぐに聴けた様で、さっそく立体的な演奏に変わってきました。
Sちゃんは「最近の練習はね、早く弾けるようになりたいから、最初はすごいゆっくり弾いてる。学校の伴奏もそうやったら、結構は早く合わせられたし」とのこと。
早く形にしたいと思いと小さいうちは特に、ついつい速いテンポで細部を見ないで弾いてしまう気持ちもわかります。
最初から、速いテンポで練習すると、沢山の人とすれ違っているはずなのに、結局誰と出会えたのかわからない・・・。
出会えた人がどんな人でどんなお顔をしていたのか、出会いを大切にするような気持で楽譜も眺められると、なんとなく弾けたつもりになっている演奏ではなくなると思います🍀
それは私自身の演奏にも言えること・・・大人になっても心掛けたい部分です。