11月2日モンテッソーリ1day schoolより
ピアノ演奏によるヨハン・セバスチャン・バッハ カンタータより「主よ人の望みの喜びを」を聴きながら、線上歩行を。
つま先にかかとをつけながら、静かに歩きます。
音楽のみが鳴る中で身体と精神の調和を取り戻し自己統制を行えるようになっていくねらいがあります。
この日は音楽が学びの主体ではありませんでしたが、取り組みの「環境」の担い手としての音楽が生の響きとして子どもたちの心と耳と記憶に残るように心をこめて演奏しました。
音楽レッスン未経験の4歳のお子様が終止形になると足を止める姿が何とも愛おしい。誰にも教わらずとも感じ、学びとる力を示してもらった気がしました。✨
この日の活動の間、仲良しになったにも関わらず、4歳児さん、6歳児さんたちは一度もお互いの机や教具を見に行きませんでした。
それほどに
それぞれが自分の取り組む対象物に集中し、主体的に動いて環境から学びとろうとしていました。

競うこと、他者よりも上に立ちたい気持ち、そんな気持ちは時に人を向上させます。
けれども、この時間の子どもたちの心にはそういったものは皆無でした。

⇧こころ先生のローマンアーチの提示。しっかり聴き、感じようとしています。物理に繋がる概念を勉強中。

人が本当に心動かされた先の探究心のみ自身を動かす原動力となっていることが、その眼差しと黙々と取り組む背中、何度も挑戦しやり遂げる姿からひしひしと伝わってきました。
これからも、わたしたちは子どもの姿から「生きる」ことを学ばせてもらうのだと思います。
ピアノも。
ストイックさが必要なお稽古事ではありますが
それは一時的には良いのかもしれませんが
自我が芽生えるにつれて
早い段階で「もういいかな」って子ども自身が区切りをつけてしまうこともあるかもしれません。
教室では長い目で、音楽を楽しんでいけるよう援助していけたらと願っています。
本来、本質的な学ぶ環境が整っていれば自然と「楽しい」が生まれるものです。
とはいえ、子どもたちは取り組む中で迷いやちょっとした疑問がわくのも仕事のようなものであるだけに、その要所要所で、「なぜそうするのか?」ということを一緒に考え寄り添えるようでありたいものです。
そのためにも子どもたちと一緒にモンテッソーリ教育を通して学び続けていきたい。
この日の晩はそんなことを考えさせられた次第です😌🌙
ご参加くださったお子様方、そして保護者の方々、ありがとうございました。
11月16日の方はご希望多数により、レッスンをお受けできなかったお子様方もいらっしゃいましたので、2月にあらためてご案内させていただくことになりました🙇♀️
11月16日も少人数2名様のクラスで開講いたします。

ピアノレッスンもモンテッソーリ教室も「環境」を整えてお待ちしています。